無観客での開催でしたが、応援のメッセージをくださった皆さま、関心を寄せていただいた皆さま、現地でサポートしてくださった皆さま、誠に有り難うございました。一人では決して達成できなかったことだと感じています。

ここまでの道のりを少し紹介させていただきます。

一昨年、昨年の全日本選手権戦績は準優勝と3位でした。上位に入る実力はあるものの、勝利をつかみ取る決定的な武器がありませんでした。冬～春の国内五輪代表選考、夏のニュージーランド五輪選手団との合同練習を経て、その都度、勝利に必要な要素を学び、少しずつ着実に身に付けることができました。抜本的な見直しを行ったため、夏の全日本社会人選手権では仕上げ切れず7位という結果に終わり、焦りや不安を感じることもありました。緊急事態宣言下でヘッドコーチと数か月間全く会えなかった時期もありましたが、オンラインを活用し、ビデオや測定機器を用いて工夫して改革を続けました。

レース前は、「ここまでやれることは全てやったので、あとは漕ぐだけ」という穏やかな気持ちで臨みました。会社からの厚い支援があり、職場の皆さまに支えられ、コロナ禍の中でも思い切り努力できる環境があったことで、今回このような結果を出すことができたと思っています。ずっと目指していた目標の一つだったので、とても嬉しいです。

改めて、本当に有り難うございました。